ハイダメージ毛に縮毛矯正はかけられる?
ハイダメージ毛に縮毛矯正はかけられる?
結論から言うと、
適切な処置を行えば綺麗になるケースもあります。
ただし、
ハイダメージ毛は非常にデリケートな状態です。
健康毛が「髪の体力10」だとしたら、
・普通のダメージ毛 → 体力3〜4
・ハイダメージ毛 → 体力1〜2
くらいしか残っていません。
例えば100m走で例えると、
・元気な状態 → 15秒
・打撲や捻挫 → 45秒
・骨折 → 4分
くらい違うイメージです。
つまりハイダメージ毛に縮毛矯正をするというのは、
内部補修を行い、
キューティクルを保護し、
油分を補い、
薬剤を極限まで弱め、
複雑な処理を重ねながら、
“ギリギリ施術する”
ということ。
例えるなら、
骨折した状態で、
適切な処置をし、
ギブスをつけ、
痛み止めを使いながら、
100m走をするようなものです。
そのため、
施術後のホームケアも非常に重要になります。
もしハイダメージ毛に適さないケアをしてしまうと、
毛先はすぐにボロボロになります。
これは、
骨折してギブスを付けた翌日に、
普通に走ったり、
階段を上り下りしたり、
長時間お風呂に入るような状態と同じです。
身体は時間をかければ回復します。
ですが、
髪の毛は一度ハイダメージになると、
基本的には“治る”ことはありません。
だからこそ僕は、
美容師の自己満足で
無理な施術をして、
一瞬だけ綺麗に見せるよりも、
お客様の未来を優先したいと考えています。
場合によっては、
無理に縮毛矯正をするのではなく、
傷んだ部分を少しずつ切りながら、
健康な髪に近づけた状態で施術した方が、
結果的に綺麗な髪を長く維持できることも多いです。
“今だけ綺麗”ではなく、
その先も綺麗でいられる提案を大切にしています。
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